小潮
こしお
上弦・下弦の月の前後の潮回り。干満差が最小で、潮の流れも穏やか。繊細な釣りに向く。

Photo: Fumiaki Hayashi / Unsplash
- 用語
- 小潮
- 読み
- こしお
- ローマ字
- Koshio
- 分類
- 気象・海象
小潮は上弦の月と下弦の月の前後に訪れる潮回りで、月と太陽の引力が打ち消し合うため干満差が最小となる。気象庁の潮位表で全国の釣り場を比べると、小潮の日の平均潮位差は太平洋側の多くの港で0.8〜1メートル前後、日本海側では0.2メートル前後、潮位差の大きい瀬戸内海の西部では2メートル近くになる(大潮の解説にある全国比較)。流れは大潮の日より穏やかである。
「大潮が良い」という通念があるため敬遠されがちだが、実は小潮を好む魚種・釣法も多い。メバル、アジ、カサゴといった根魚やライトゲームでは、流れが緩い小潮のほうが群れが定位しやすく、繊細な誘いが成立する。
カワハギの叩き釣り、フカセ釣りの繊細な仕掛けコントロール、エギングのスローなフォール、いずれも小潮の穏やかさのなかで真価を発揮する。釣り人が少なく場荒れしにくいというメリットもある。
小潮の弱点は、ベイトの動きが弱くなり、フィッシュイーターの活性が低下しがちなこと。シーバスや青物は明らかに反応が落ちる傾向がある。釣行前にターゲット魚種が大潮型か小潮型かを判断し、自分の趣向に合う潮回りで日程を組むのが、長く釣りを楽しむコツとなる。