気象・海象
潮目
しおめ / Shiome
流れの異なる2つの水塊がぶつかる境界線。プランクトンとベイトが集積する好ポイント。
潮目は、流速・流向・水温・塩分の異なる2つの水塊がぶつかる境界線のことで、海面に泡や流れ藻、漂流物が筋状に集まっていたり、波の立ち方が左右で違って見えたりする視覚的サインで確認できる。
潮目には次の理由で魚が集まる。一つは、流れが収束する境界面にプランクトンが集積し、それを食べるベイトフィッシュが寄ること。二つは、温度差や酸素濃度の境界で魚の活性が刺激されること。三つは、海中の「壁」のように機能し、捕食魚にとってベイトを追い詰めやすい構造となること。
陸からでは沖の海面を双眼鏡で観察し、色の違いや漂流物の筋を探す。船釣りでは魚探の水温計と海面の様子を見比べる。漁業者は「潮目に網を入れる」と言い、潮目の重要性は古くから知られている。
潮目は時間とともに位置が変わり、潮の動きに応じて沖へ移動したり接岸したりする。釣り人がコントロールできない自然現象ではあるが、潮汐と風から発生位置を予測することは可能。DAJAPで時間別の表層流予報と海面水温分布を組み合わせて確認することで、潮目の発生位置を予測しやすくなる。