技法
落とし込み
おとしこみ / Otoshikomi
壁際にエサを自然落下させてチヌを誘う釣法。ヘチ釣りと近縁で、関西を中心に発展。
落とし込み釣りは、堤防や桟橋の壁際に餌を自然落下させ、壁に付くチヌ(クロダイ)やキビレを狙う釣法である。関西で発展し、ヘチ釣りと近縁の技法だが、より長めの竿(3.5〜5メートル)を使うスタイルを指すことが多い。
仕掛けは道糸+ガン玉+ハリの最小構成で、餌はイガイ、カニ、フジツボなどを使う。釣り場の壁面に張り付いた生物を現地調達することもあり、季節や場所によって餌の質感を変える。
ポイントは大型船舶用の岸壁、テトラの隙間、橋脚下といった垂直のストラクチャー。チヌは餌が落下する自然な動きに強く反応するため、人為的なアクションは最小限にする。アタリは「コツン」「ツン」と繊細で、ラインの動きで判断する。
水温が上がる5〜10月が最盛期で、特に梅雨入り後の濁りが入ったタイミングで爆発することがある。風が強いとライン操作が困難になるため、風裏のポイント選定が重要。DAJAPで風向と風速を時間別に確認し、釣り場周辺の地形を考慮した風裏戦略を組むと効率的。