技法
ヘチ釣り
へちづり / Hechi
壁際を落とし込みで狙う関東発祥のチヌ釣り。シンプルな道具と読みの技術が問われる。
ヘチ釣りは、堤防や港湾の岸壁際(ヘチ)に沿って餌を落とし込み、壁に付くチヌ(クロダイ)を狙う関東発祥の釣法である。落とし込み釣りと近縁で、両者は地域呼称の違いとされることもあるが、ヘチ釣りはとりわけ短竿と専用リールを使うスタイルを指すことが多い。
道具は2〜3メートルのヘチ竿に、独特の「ヘチリール」(小型タイコリール)を組み合わせる。仕掛けは道糸+ガン玉+ハリのみという最小構成で、餌はカニ、フジツボ、貝、イガイなど壁に付く生物を使う。
釣り方は壁に沿ってゆっくりと餌を落とし込み、ラインの動きや手元の感覚でアタリを取る。チヌは壁から数センチ〜数十センチの範囲で待っており、誘いを掛けすぎず、自然な落下を演出することが鉄則。
風が強いとラインが流されてアタリが取れなくなるため、無風から微風の日が理想的。潮位が満ちている時間帯のほうがチヌが壁の上部まで上がってきて狙いやすい。DAJAPで満潮時刻と風の凪が重なるタイミングを狙うのが効率的なヘチ釣り戦略となる。