気象・海象
凪
なぎ / Nagi
風が弱まり、海面が穏やかになる状態。釣行可否や釣法選択を左右する基本的な海象用語。
凪(なぎ)とは、風が止んで海面が穏やかになる状態を指す。釣り人にとって最も重要な海象用語のひとつで、釣行の可否、ポイント選択、釣法の選択にまで影響を及ぼす。
朝凪、夕凪、べた凪などの派生語があり、それぞれ発生する時間帯や状況が異なる。朝凪は夜間の陸風が止み、海風がまだ吹き始めない朝方の時間帯に生じ、釣り人にとってのプライムタイムと一致することが多い。夕凪は逆に日中の海風が弱まり、夜間の陸風が始まる前の夕方に発生する。
凪は表層の釣りや繊細なライトゲームに有利で、メバリング、アジング、エギングといった軽量ルアーを操作する釣法ではほぼ必須の条件となる。一方で、過度な凪は水中の酸素供給を減らし、魚の活性をかえって下げることもある。「凪倒れ」と呼ばれる現象がそれで、ピーカン無風の真夏に釣れない経験は多くの釣り人が共有している。
風速の目安では、海上で2メートル以下を「凪」、5メートル前後を「微風」、7メートルを超えると「強風」と表現されることが多い。DAJAPでは時間別の風速予報に加え、地形を考慮した実効風(風裏かどうか)の評価も併せて確認できるため、ポイント選定がより的確になる。